Python in Excel (07) 変数
Pythonコードで作成された変数がどのように扱われるか確認します。
変数以外でも、import されたモジュールも同じように引き継がれますので、全てのPythonコードに同じimport文を書く必要はありません。
計算方法が「自動」の場合
同一シート上
前回、処理される順番を調べましたが、定義された変数も、その順番に従って評価されます。
従って、定義されたセルより上の行では未定義エラーとなり、同一行であっても定義されたセルより左のセルではエラーになります。
複数のシート
別のシートに定義された変数も使用することができますが、定義されたシートがシート見出しで現在のシートより左になっていなければなりません。
計算方法が「手動」の場合
シートやセルの位置に関係なく、変数には、最後に実行された結果が反映します。
以下の図では、A1~A5までのセルには「a=1」「a=2」...と記述してゆき、最後にB3のセルで変数aの値を表示するようにしました。
自動計算の場合は、3が表示されるはずですが、手動にした場合は、A5で最後に実行した「a=5
」の結果が反映しています。
計算方法で、「再計算実行」を行うと、B3の値は3になります。